■ 君へ ■ |
そんな君に愛をあげよう
僕が用意できるのは 片手に乗るような小さなものだけど 受け取ってくれるかい?
時には疲れてしまう事もあるだろう 時には眠ってしまう事もあるだろう
前を向いて歩くのが辛くて 知らない間に色々な物を失くして
名前も知らない君に愛をあげよう
僕が用意できるのは 風に飛ばされるような軽いものだけど 受け取ってくれるかい?
時には流れてしまう事もあるだろう 時には泣いてしまう事もあるだろう
あの温もりを忘れたくなくて 知らない間に身勝手にそれを求めて
夢で見た君に愛をあげよう
僕が用意できるのは すぐに消える虹のようなものだけど 受け取ってくれるかい?
すごく暖かくて すごく懐かしくて 涙がこぼれた
そこにいるのは分かってるのに もう何も見えないよ
だけどそこにいるんだね これからもずっと一緒だよね
そんな君に愛をあげるよ
20051127
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■ ☆ 一 番 星 ☆ ■ |
長い間休んでいると、もう自分の存在が希薄になりすぎて、その意義さえ忘れて。
すすけた身体が少しずつ霞んで、そのまま誰にも悟られず消えてゆくようで。
僕は僕だけの為に、生きているという事実を知って、限りなく無様な姿を晒して。
ずっと前に誓った夢は、ずっと前に培った夢は、知らない間に灼熱の炎に消えて。
じゃあもうこの北風と共に、溶けそうな雪と共に、あの闇へ、あの無へ還ろう。
こうして生きているという実感すら、苦痛に思えてきたならば、あの無へ還ろう。
それは死ぬという事ではなく、再び燃え上がるという意思のあらわれ。
やり直せないなんて、誰が決めたのだろう、僕はまだやり直す意思はある。
そう、それが、ひどい悪意の中の、たった一つ残った、悪意じゃない何かだから。
誰にも侵食されない、誰にも干渉されない、無敵の何かだから。
人は時にそれを、一番星と名づけ、生きる糧にした。
20051004→20051126
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